最新ゲームとアニメーション制作

より良い動きを求めて

夏休みの自由課題などで、パラパラ漫画を作ったことがある人もいるのではないでしょうか。
その際、自分の描いたものが「動く」ということに、感動と喜びを覚えた人も少なくないでしょう。
日頃、何気なく見ているテレビアニメーションやスマホゲームにも、このパラパラ漫画の技法によって作られたアニメーションが用いられています。

作ったことがある人なら分かるかもしれませんが、パラパラ漫画は紙の枚数を増やせば増やすほど、少しずつ丁寧に動きを変えてゆけばゆくほど、滑らかな動きを演出できるようになります。
同じように、テレビアニメやスマホゲームにおけるアニメーションの演出も、セル画やファイルの数を増やせば増やすほど滑らかな動きを表現することができるのです。
滑らかに、そして細やかな動きができているアニメを優秀だと感じる人は多いでしょうが、それを実現するのはアニメーション制作者にとって簡単なことではないのです。
なぜなら、アニメーションの制作コストは限られているからです。

アニメーション制作に携わる人たちの多くは、できるだけ滑らかな動きをするアニメーションを制作したいと考えていますが、それを実現することが難しい環境にあるのです。
他のクリエイティブな現場もそうであるように、何か物を作る際には「コスト」がかかるものです。
物によっては、追加で制作予算を出してもらえることもあるでしょうが、多くの場合は決められた額の中で制作費を収める必要があります。
アニメーション制作に携わっている人たちは、あまりファイル数や手間を増やしすぎないよう気をつけているはずですが、そうするとなかなか滑らかな動きを実現することができないのです。

ですから、制作者たちは常に新しい技術やソフトウェアを積極的に試しています。
それがコストの削減につながるだけでなく、制作にプラスになるのであれば、導入をためらいません。
それが、より良い作品作りのためになると考えているからです。